子供の「遠視」「弱視」について ~体験談~

小さな子供に眼鏡をかけさせるのは至難の業!「遠視による弱視」と診断され就学前から眼鏡をかけることになった我が家の2人の子供たちの体験談です。

次男の場合 ~4歳から13歳まで~

次男の弱視がわかったのは、結膜炎で眼科を受診した時でした。赤ちゃんの頃から眉間にしわを寄せる癖がありました。今思えば見にくくて眉間にしわを寄せていたのかも…。受診ついでに視力検査をすると、右目左目ともに「中程度の遠視による弱視」と言われ4歳から眼鏡をかけることになりました。

動きも激しく、常に見えない敵と戦っていたり隙さえあればスライディングをする元気いっぱいの彼。ただでさえ怪我してばかりなのに眼鏡をかけるなんて危険すぎるのではないか…眼鏡なんて一瞬で壊れるに違いない。

見える世界を獲得するため覚悟を決めて眼鏡生活をスタートしました。

最初に買ったのは大好きな緑色の眼鏡。遠視用の眼鏡なのでかけると目が大きく見えます。最初は嫌がり気になって何度も外しましたが、必死な説得が功を奏したのか次第にかけてくれるようになりました。

やんちゃな動きとは裏腹に意外にも真面目な性格だったため、お風呂や寝るとき以外は忘れずにきちんとかけてくれました。

ただし男の子。予想していた通り。眼鏡を壊すわ壊すわ…修理した回数は数えきれないほど。車の中で長男とけんかして真っ二つに折れたことも。ボールが当たった衝撃で眼鏡が折れ顔に傷。買って1週間で耳に欠ける部分が折れすぐに眼鏡屋さんへ。鼻あての部分は一瞬で曲がり、直しに持っていきすぎて金属部がねじ切れてしまう始末。常にレンズは傷だらけでした。

眼鏡をわざわざ外して眼鏡で友達にツッコミを入れる癖にはさすがに怒りました。

フレーム部の修理だと数千円で終わるので直しながら使っていましたが、さすがにレンズの中央付近の傷が入ってくると仕方なく買い替え、購入した眼鏡はトータルで10本近くになります。

また来たかと眼鏡屋さんの店員さんとはすっかり顔なじみになりましたが、小学校高学年ごろになってやっと眼鏡が少し長持ちするようになりました。

鼻あてとフレーム部分が一体型になった「瞬足のシリーズのメガネフレーム」には大変お世話になりました。鼻あて部分の曲がり調整がいらなくなった分眼鏡屋さんに行く回数がぐっと減りました。

さて、眼鏡とお別れする日はある日突然やってきました。中学生になった夏、眼鏡をなくしてしまったのです。3万円弱もするのですぐに買い替える踏ん切りもつかずどこかにあるだろうとありとあらゆるところを探し、落し物は無かったか可能性がありそうなところに片っ端から電話をかけ粘った1か月。

…とうとう見つかりませんでした。眼鏡の処方箋を作ってもらおうと久しぶりに訪れた眼科。

「一か月も眼鏡つけてなかったら目の調節機能が働いてしまってるから、新しく眼鏡作ったとしても見づらくて眼鏡かけてくれないと思うよ」と眼科の先生。

「えっ?あんなに毎日10年近くかけてたのにたったの1か月で眼鏡で見づらくなっちゃうの!?」

遠視は近くも遠くのものも見づらく目のピント調節機能をフル活用している状態なので、目のためにはもちろん眼鏡をしていたほうがいい。しかし外していた期間が一か月間と長かったため眼鏡での矯正はすでに難しくなってしまっている…?

しまった~!淡い期待は捨ててさっさと新しい眼鏡を作ってやるべきだった…と後悔しました。

中1の夏以来眼鏡はつけていません。

中二の次男の視力は裸眼で両目とも1.2。きっとピント調節機能をフル活用しての値でしょうが幼いころにずっと眼鏡をつけていた為、弱視は免れることはできました。

最近の片頭痛はひょっとして眼精疲労からなのかな…。

それにしても眼鏡どこに行ったんだろう。すっきりしない形で次男の9年間の眼鏡生活は終わりを迎えました。

長女の場合 ~6歳から10歳まで~

のんびり屋さんなのにどこか頑固な末っ子の長女。彼女の弱視がわかったのは小学校の就学前検診でした。

次男のように眉間にしわを寄せる癖もなく、普通に読み書きも出来ていたのでまさか弱視があるなんて思いもしませんでした。しかも左右差があり右目は遠視による強い弱視、左目は中程度の弱視でした。右目に至っては生まれたばかりの赤ちゃんぐらいの視力しかないとのこと。

視力は外界からの刺激で脳の神経回路が作られることで発達しますが8歳ごろまでしか獲得できないそうです。6歳で弱視がわかった娘は視力を獲得できるギリギリの年齢。眼鏡をつけることはもちろんですが、左右差がある為「視力の良い左目」をふさいで「視力の悪い右目」だけで毎日数時間過ごす必要がありました。

最初は、貼るタイプ眼帯を購入して左目を一定時間ふさいでましたが嫌がってすぐはがしてしまったり毎日のこととなると金銭的にもしんどいので、最終的にはティッシュを折りたたんでテープでペタッと目の周りに貼り付けるスタイルに落ち着きました。耳にひもでかけるタイプの眼帯もありますが眼鏡の耳あての部分と干渉してしまって気持ち悪そうなので使ったことはありません。

女の子なので片目を塞いだスタイルをすごく嫌がりました。お友達にどうしたの?怪我したの?と最初は不思議がられていましたが自分も周りも慣れてくれて次第にアイパッチスタイルで堂々と遊びに行くようになりました。

強制的に良いほうの目を塞ぐことで右目の視力もぐんぐん上がっていき、1~2年経つ頃には弱視を免れアイパッチも使用しなくてよくなりました。

左右差があって疲れやすいのか、眼鏡がかわいくないと見た目を気にするようになったせいか本当のところはわかりませんが隙さえあれば眼鏡をはずすことが小学3~4年生になり増えてきました。5年生になり眼鏡をつけるとくらくらするからとほとんどつけないように。

どうして眼鏡が必要なのか何度も話合い、かなりきつく言った時もありますが娘に眼鏡を常時つけてもらうことがどうしてもできませんでした。眼科の先生にも相談しましたがコンタクトレンズは本人が管理できる中学生になってからしか処方できないとのことでした。

たまにしか眼鏡をつけないことで、眼鏡をつけた時の違和感が増しつけることが難しくなり、半ば強引に娘の眼鏡生活も終了してしまいました。

親としてもっと何かできたのではないか、遠視の度合いも次男以上に強かった為とても心配していたのに…もっと長い期間眼鏡をつけ続けることで目の負担を減らしてあげたかったと後悔が残る結果となりました。

女の子の美への意識とこだわりに阻まれた形に終わり無念の結果となりましたが、初期の頑張りでとりあえず弱視は免れることができ、今後は数か月に一回の定期健診で経過を見ていくことになりました。

我が家の眼鏡との戦いもいつの間にか終わりました。子育てはなかなか思うようにはいきませんが健康に元気に過ごしてほしいとただただ願うばかりです。

余談ですが…

目は子供のころから良く眼鏡に縁のなかった高校生の長男。最近目がぼやけると言い出しました。スマホの見すぎでは?と本人の希望もありとりあえずブルーライトカットの保護フィルムに変えました。
そういえば彼は小学2年生の頃目がぼやけて見えないと突然言い出し、大きな病院を受診して精密検査をしましたが結局「心因性のもの」と診断されしばらく経過観察していました。ストレスで目が見えなくなることもあるんだなとびっくりしたのを思い出しました。

本当目に関することだけでもいろいろとありますよね…。子育てに悩む皆様大変ですががんばりましょうね!!

最後までお読みいただきありがとうございます。

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幼児には大人用のアイパッチだと大きくて髪の毛の生え際のところまでテープがいってしまうので子供用サイズをおすすめします👆

こんなにかわいいカラフルなアイパッチもあるんですね👆

眼鏡に直接かぶせるタイプです。重みで眼鏡が下がってこないようであれば繰り返し使えて便利です👆

次男 最近また眼鏡をかけるようになりました

眼鏡を無くし、しばらく放置していた為、眼鏡をかけてない期間が約2年間ありましたが、冬の時期の頭痛がひどくなったため眼科を受診し、再び眼鏡をかけるようになりました。遠視の場合、裸眼だとピントを合わせるのに常に目の筋肉を使いすぎてしまっているので頭痛の原因になることがあるそうです。

中3の夏、サイブレをし、眼底視力を計り眼鏡の処方箋を出してもらいました。スポーツをするため、コンタクトも一緒に作ろうとコンタクト屋さんにも行きましたがコンタクトを装着することが出来ずに断念。目にコンタクトを入れることがものすごく怖かったようで瞬きの回数が尋常じゃないぐらい多くなり何度かトライしましたが無理でした。まるでコントのようでした笑

眼科受診から一週間後、無事に眼鏡が完成し、スポーツするとき以外は眼鏡をつけて過ごしています。果たして頭痛は改善なるか⁉その後についてはまたUPしますね!

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